2014年02月18日

生産性向上設備投資促進税制では即時償却又税額控除が選択出来るがどちらがお得なのか?

生産性向上設備投資促進税制では即時償却又税額控除が選択出来るがどちらがお得なのか?01

『生産性向上設備投資促進税制』が始まっていますね。

本税制措置は、質の高い設備の投資について、即時償却又は最大5%の税額控除が適用出来る税制措置です。
(経済産業省HPより)

一定条件の下、即時償却、つまり、購入年度において全額経費になるというこの制度、30%の割増償却とはインパクトが違います。

この制度も『償却の割増』と『税額控除』の選択適用ですが、
『償却の割増』と『税額控除』ではどちらがお得なの?
という質問をよくいただくので、整理してみましょうか。

前提条件はこの様に。
 『生産性向上設備投資促進税制』の対象となる機械を1千万円で購入。
 耐用年数は10年、定額法。
 減価償却前の利益は5千万円、きっちり現金で残っています。
 法人税等の税率は40%

パターンその1.
『生産性向上設備投資促進税制』の適用をせず。
生産性向上設備投資促進税制では即時償却又税額控除が選択出来るがどちらがお得なのか?04
10年間で残る資金は304,000千円 (30,400×10)。

パターンその2.
『生産性向上設備投資促進税制』の即時償却を適用。
生産性向上設備投資促進税制では即時償却又税額控除が選択出来るがどちらがお得なのか?03
10年間で残る資金は304,000千円 (34,000+30,000×9)

パターンその3.
『生産性向上設備投資促進税制』の税額控除を適用。
生産性向上設備投資促進税制では即時償却又税額控除が選択出来るがどちらがお得なのか?02
10年間で残る資金は304,500千円 (30,900+30,400×9)


パターン1.と2.では、10年間(つまり機械の購入資金が経費に落ちきった段階)での資金残は同額。
そうですよね、経費になるスピードは違えど経費になる金額は同じ、ですから。

他方、パターン3.は手持ち資金が1.2.よりも多い。
これは税額控除の分。
税額控除は、購入資金が経費になるのとは別枠での税額控除ですから、この分の資金が浮いていきます。

ただし、当面の資金繰りが一番楽なのはパターン2.の即時償却。
で、結局どのパターンを選択されますか?となるわけですね。

今回の前提条件ではこんな感じですが、実際には実情に合わせて選択となります。
せっかく出来た税制ですから、導入した設備に対してのであれば、どんどん活用しましょうね。


 ネットビジネスを応援する鯖江の税理士法人川中経営
  税理士・ITコーディネータ 川中重司
posted by 福井県は鯖江市の税理士 at 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ・税制改正
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