北陸税理士会の全国統一研修会に参加。
今回のテーマは『税務相談事例の紹介～法人税に関する話題を中心として～』。
講師の多田雄司先生は長年税理士会の税務相談にあたってこられたそうで、話もポイントを分かり易く。
いくつかの事例を中心に解説下さいましたが、一番耳に残っているのは『消費税のポイントは循環なんです』という一言。
消費税の説明をする際には、こんな事例をよく使います。
Ａさん
↓ 売却：１,０５０円
Ｂさん
↓ 売却：１,３６５円
Ｃさん
実際に『物』が移動したときに消費税は課税されます。
Ａさんの課税売上はＢさんの課税仕入（仕入控除）。
これが循環です。
仮に、
Ａさんでみなし課税（課税売上高の発生）を行うと、
Ｂさんでは、みなし仕入控除を立てなくてはならない。
だから、消費税ではみなし課税を行わないのです。
端的です、多田雄司先生、ありがとうございました。
写真は今回の研修とは関係の無い、別の研修の際の昼食。
おいしくいただきました、ごちそうさまでした。
起業・開業を応援する鯖江の税理士法人川中経営
税理士・ＩＴコーディネータ 川中重司
