2012年04月27日

アクセスのランタイムを使う際にアクションクエリ等の確認メッセージを非表示にする方法

探していた宝物を発掘した気分です。

こんな素敵なコメントをいただきました、『後編・Microsoft Access RuntimeでAccessが入っていないPCでもAccessファイルは使えるが一工夫必要場合も有る』と言う記事で。
自分の備忘メモ的な記事でも誰かのお役に立てることも有ると思うと嬉しくなります。

具体的にはどうするのか?という質問を併せていただきましたので、以下に書かせていただきます。
いや、こんな一つの記事にするようなことでも無いのでしょうが、嬉しくて、嬉しくて。

え〜、
アクセス(ACCESS)でアクションクエリを動かすときには、本当に良いの?と聞いてきます。
これがうっとうしい不要なときにはアクセスの設定で非表示に出来るのですが、アクセスのランタイム版では『設定』が出来ません。

ではどうする?
その設定をする動作をマクロで組み込んでしまおう。
という事ですね。

アクセスのランタイムを使う際にアクションクエリ等の確認メッセージを非表示にする方法01
手順1.アクションクエリ等を表示させない設定にする手順の登録
標準モジュールのModule1で下記を記入。
名前は『hihyouji(=非表示)』にしましたが、別に何でも良いですよね。

Public Function hihyouji()
'レコードの変更での確認を非表示に
Application.SetOption "Confirm Record Changes", False
'オブジェクトの削除での確認を非表示に
Application.SetOption "Confirm Document Deletions", False
'アクションクエリでの確認を非表示に
Application.SetOption "Confirm Action Queries", False
'
End Function

アクセスのランタイムを使う際にアクションクエリ等の確認メッセージを非表示にする方法02
手順2.マクロへの組み込み
川中の場合、autoexecというマクロで、まずフォームを開くようにしています。
そのフォームを開いた後で、上の手順を動かしてしまいます。
『プロシージャの実行』で、プロシージャ名を手順1.で用いた『hihyouji()』に。

アクセスのランタイムを使う際にアクションクエリ等の確認メッセージを非表示にする方法03
手順2.のautoexecマクロをVBAコードに変換すると、この様に。
『Call hihyouji』という部分が手順2.の部分ですね。


とまあ、書いてしまえばこれだけのことなのですが、
アクセスランタイム版でアクションクエリ等の確認が出なくなるのは本当にありがたいです。

マイクロソフトアクセス、ちょっと知っているとかなり便利ですよね、小ネタをいくつか作るともう手放せません。


 ネットビジネスを応援する鯖江の税理士法人川中経営
  税理士・ITコーディネータ 川中重司
posted by 福井県は鯖江市の税理士 at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | ・ソフト・ITツール
この記事へのコメント
非常にわかりやすい内容で、すぐに使うことができました。
とても役立ちました。ありがとうございます。
Posted by 福澤幹子 at 2012年09月10日 13:39
福澤幹子さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
もともと、ここに書いておかないと後で自分が困る(^^ゞと言う事で書いているわけですが、
お役に立ってのであれば幸いです。

Posted by 川中重司 at 2012年09月11日 20:45
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