2012年03月06日

横領されて税金が増えた謎?

横領されて税金が増えた謎?

税務調査をきっかけに社員による9億円超の横領が見つかったが、社員に対する損害賠償請求権が生まれると判断され、合わせて7年間で約9億6000万円の申告漏れを指摘された。

なんてニュースが3月1日に有りました。
横領以外にも原因はあったようですが、横領が発覚した部分についても申告漏れを指摘されたこのニュース。
何故、横領されたのに税金が増えたのでしょうか?

キーワードは『求償権』でしょうか。

国税不服審判所に、下記のような裁決事例が公表されていますので、転載させていただきますと、

**** 転載ここから ****
従業員等により外注加工賃として詐取された横領金は費用又は損失でなく当該従業員等に対する仮払金に当たるとした事例

裁決事例集 No.19 - 99頁

 従業員等により外注加工賃として横領された金額を損金に算入する場合には、請求人は当該従業員に対して当該横領金相当額の損害賠償請求権を有しているのであるから、その債権の額を益金に算入すべきであって、その結果、請求人の所得金額は横領金の額を損金に算入しなかった場合と何ら異ならないこととなるから、原処分が当該横領金相当額を当該従業員等らに対する仮払金として処理し、その損金算入を認めなかったことは相当である。
昭和54年12月12日裁決

**** 転載ここまで ****

3月1日のニュースの事例でも、
横領という損害を被ったけれども、同額の『求償権』という債権が発生したのだから、これは収入です。計上していますか?
→ 計上していませんね、計上して税金を払ってください。
という事になるのでしょうか。

もっと平たく言うと、
横領は有ったけれども、返してもらえば良いのだから、仮払でしょ。
となるのでしょうか。


9億円の横領、使途が気にならないでもありません。


写真は、差し入れでいただきました。
社員が群がっておりました、ありがとうございましたm(__)m。


 3月15日まで後9日。(さらば〜地球よ〜♪)


 確定申告のご相談なら鯖江の税理士法人川中経営
  税理士・ITコーディネータ 川中重司
posted by 福井県は鯖江市の税理士 at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ・税理士関係
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