2011年12月08日

減資しても均等割は減らない場合も有りますのでご注意を。

減資しても均等割は減らない場合も有りますのでご注意を。

研修で一日缶詰になってきました。
今回のテーマは『自己株式の取得をめぐる実務』
興味深い話が盛りだくさんでした、またおいおいご紹介してゆきますね。

さて、以前『増資しても均等割が増えない不思議』と言う記事を書きましたが、
同じような話が今回の研修でも紹介されていました。

法人が納税する均等割の額は、資本金等の額によって左右されます。
例えば、
資本金が1千万円であれば8万円なのに、1千1百万円というように1千万円を超えれば20万位に増えます。

じゃあ、1千1百万円を1千万円に減資すれば、均等割は8万円に落とせる?

ここで、”続きを読む”を押したあなたは同業の方ですね(^^)

細かな前提条件は省きますが、
資本金1,100万円、利益準備金3,300万円 と言う状況で
100万円減資して株主に払い戻しを行う。
(現金払い戻しがないと始まりませんからね。)

会社法上の取扱いは…
(資本金)100万円 (その他資本剰余金)100万円

(その他資本剰余金)100万円 (現金)100万円

 (みなし配当のに係る源泉預かりは未考慮)

となり、資本金は1千万円になります。
では均等割の額は…。


法人税上の取扱いは…
均等割の額を決めるのは、『資本金等の額』であり、『資本金の額』では有りません。

この『資本金等の額』を各ステップを追って確認すると。
@減資前
1,100万円+0−0=1,100万円
A減資後
1,000万円+100万円−0=1,100万円
B払い戻し後
1,000万円+100万円−25万円=1,075万円

この様に、減資・払い戻しをしても『資本金等の額』が1,000万円にはならないので、均等割の額も下がらないんです。

(25万円はプロラタ計算にて。)


均等割の額を考えての減資の話は時々ありますが、今の取扱いはこんな感じ、注意が必要ですね。


写真は、研修会場の近くの中華飯店でのラーメン。
昼食は少なめにしたつもりですが、睡魔はしっかり襲ってきました(^^ゞ


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  税理士・ITコーディネータ 川中重司
posted by 福井県は鯖江市の税理士 at 23:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | ・会社法
この記事へのコメント
「基本金等の額」ではなく、「資本金等の額」ではないでしょうか?
Posted by ひよこ at 2012年10月11日 16:35
ひよこさんこんにちは。

ご指摘ありがとうございます。
今、お尻を隠すための穴を掘っております。

UP前には必ず読み返しているのですが…お恥ずかしいです。
ありがとうございました。

Posted by 川中重司 at 2012年10月11日 18:19
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