
手形が電子化される、という話を初めて耳にしたのもう結構前のこと。
手形貸付の印紙代にも馬鹿にならなくてね、という声を耳にして調べてみたら、『電子記録債権』という言葉が出てきました。
『電子記録債権は、手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した新たな金銭債権です(手形・指名債権電子化したものではありません)。』という言葉と共に。

手形が電子化されれば印紙代が節約できるなぁと当時は思ったものですが、とんでもない。
いや、電子記録債権では印紙の貼付は不要ですが、そんなことよりも、
売掛金を活用したファイナンスも念頭に有るようです。

『でんさいネット』の業務開始は平成24年(2012年)5月が予定され、多くの金融機関が参加金融機関一覧に名を連ねています。
電子記録債権が当たり前になったとき、経理処理はどうなっているんでしょう。
2012年5月は、もう直ぐそこまできています。
(この記事の画像、赤文字の言葉は、でんさいネットのHPから転載させていただきました。)
起業・開業を応援する鯖江の税理士法人川中経営
税理士・ITコーディネータ 川中重司