2009年07月09日

会社法の基では資本金0円の会社もあり得る

会社法の基では資本金0円の会社もあり得る

『増資・減資・自己株取引の実務対応』という研修に行ってまいりました。

増資や減資の際には、司法書士に議事録作成を任せることが多いのですが、
その議事録の根拠となる規定を改めて確認しました。株式会社の資本金の額は1千万円以上でなければならない。
と言う時代は終わりました。

新設法人を資本金10万円で設立することは可能です。

では、今、資本金1千万円の会社を減資する場合、いくらまでなら減資する事が可能でしょうか?
資本金100万円まで?
資本金10万円まで?
資本金1万円まで・・・?


会社法447条第2項では、
『資本金の減少額は、効力発生日の資本金の額を超えてはならない』
という内容が定められています。

超えてはならない ==== 同額は良い。
つまり、1千万円の資本金の減資は1千万円までOK。
となると、資本金の額は0円。


決算書を見たら、資本金の額 0円。

う〜ん、可能なのでしょうが、止めた方が良いと思いませんか。


 助成金・社会保険のご相談なら鯖江の税理士法人川中経営
  税理士・ITコーディネータ 川中重司
posted by 福井県は鯖江市の税理士 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ・会社法
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